2010年10月18日月曜日

CMS比較「Movable Type」「Joomla」「WordPress」

2010年度のオープンソースアワードの投票受付は11月5日までですね。
今年からCMSだけでなくオープンソース全般に拡張されたそうですが、
よく使うCMSととりあえず買ってても間違いない参考書籍をMEMOも兼ねて紹介




「Movable Type Open Source」
http://www.movabletype.jp/opensource/
Movable Type Open Sourceは、Movable Type のコア部分が、GNU General Public License で公開された個別のソフトウェア。
日本ではMovable TypeがCMSのNO.1ソフトでしたが、世界的に見るとムーバブルタイプより、完全無料で使えるWordPress(ワードプレス)の利用が多く、競争要因から、商用でも無料利用が可能なMTOSを世に出したよう。

【メリット】
・WordPressよりも、静的HTMLを生成する事が基本思想のMovableTypeの方がSEO対策的には有利と言われている
・十分な解説サイト(小粋空間)などが多数存在し、初心者でも比較的簡単にカスタマイズがしやすい
【デメリット】
・動作が重たい
【買って間違いない参考書籍】
Movable Type 5 プロフェッショナルガイド



内容
●テーマとテンプレートのカスタマイズ
●オブジェクト別のカスタマイズと、カスタムフィールド・検索
●XML-RPC・Atom APIや各種ツールの利用方法
●XML-RPCとAtom Publishing Protocolの、それぞれのAPIおよびサンプルプログラム
●アプリケーションディレクトリのtoolsディレクトリに置かれている、各ツールの利用方法
●管理画面のカスタマイズ
●Movable Typeのクラス構成、オブジェクトの操作方法、データの管理方法、リクエスト処理
●config.yamlの定義による、各種プラグインの開発方法
など、




「WordPress」
http://ja.wordpress.org/
PHPによる動的なページ生成を特徴としたCMS。多くの無料テーマやプラグインが公式サイトのほかサードパーティから提供されている。

【メリット】
・生成ページはPHP、管理画面はAjaxで、動作が軽快
・MTのような再構築のわずらわしさがない
・プラグインやデザインが豊富
・細かいカスタマイズが可能
【デメリット】
・カスタマイズなどは少々、PHP知識が必要になる
・初心者がカスタマイズするにはとっつきにくいと思う
【買って間違いない参考書籍】
PHPによるWordPressカスタマイズブック—3.x対応



内容
●ウィジェットの開発
●設定画面の作成
●プラグイン自作方法
など、Wordpressをカスタマイズしたいと思う人には必携の1冊




「Joomla」
http://joomla.jp/
2005年、Mamboから派生したJoomla!(ジュームラ)。エクステンションという拡張機能を追加していくことで、文章や画像の管理だけでなく、掲示板、メッセンジャー、投票などさまざまな用途に活用可能。
日本ではまだ知名度の低いJoomla!だが、海外ではWORDPRESSと並んでとても人気が高く、利用者の多いツール。

【メリット】
・直感的に分かりやすい編集管理画面
・多彩なエクステンション(追加機能)
【デメリット】
・多機能すぎる
・日本語のJoomla解説サイト・関連本が少ない
【買って間違いない参考書籍】
Joomla!Pro Book オープンソースCMS導入&カスタマイズガイド



■目次・内容
第1章 Joomla!とは
第2章 Joomla!のインストール
第3章 Joomla!のフロントエンドとバックエンド
第4章 メニュー管理とコンテンツの作成
第5章 テンプレートの作成
第6章 コンポーネントとエクステンション
第7章 オリジナル日本語ランゲージの作成
付録A Joomla!リファレンス
付録B Joomla! TIPS集
付録C 主なエクステンション
など、初中級者向けとして。
※ただし、2008年刊行なので(携帯対応のJostrayについての記述など)内容が少し古い?